パソコンが苦手とはどういうことか

親にパソコンやスマホの使い方を教えることがあります。

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パソコンやスマホの世代に育った人ならば多くが経験のあることと思いますが、親子のやりとり、ことに子から親への「教える」という行為は感情論にしかならないことが多いようです。

「それさっき言うたやろ!」
「なんでこんなこともわからへんの!」

云々。
で、結局は

使ってれば慣れるから!

で済まされてしまいがち。
しかしネイティブでコンピューターのある環境に育ったことのない世代に「使ってれば慣れる」は通用しません。

云わばパソコンの操作などは「ディスプレイに電子的に表示されたインターフェイスを手元のコンソールで操作することで処理結果を得る」という概念であって、この概念自体が存在しない人にとっては画面に現れる表示その他は景色でしかありません。脳の思考プロセスそのものが違うのです。

たとえばパソコン・スマホが苦手な世代(もちろん得意な人もいますが)の方々は、一度操作を覚えてもすぐにつまづいてしまいがちです。

「あの写真がどっかいった」
「ホームページが見れなくなった」
「前に教えてもらったあれができなくなった」

こういった場合、コンピューター操作は多くを視覚に頼っていることから、見た目が変わってしまっただけで操作不能に陥るケースが多いようです。

・自動アップデートでブラウザが更新されてしまい、ツールバーの並び順が変わってしまった
・何かの拍子でデスクトップのアイコンの位置が変わった
・サイトの表示やデザインが新しく更新された

極端な例だと、ブラウザのウィンドウサイズが変わってメニューやボタンの位置がずれただけで、いつも見ている項目にたどり着けなくなったりします。重なったウィンドウやタブの背面に隠れると、ページが消えたと判断してしまいます。

画面に現れるメッセージも当然、どれが必要でどれが怪しいのかを判断しようがないため、ごく単純なコンピューターウイルスの被害も尽きることがありません。

コンピューターの操作とは、苦手な人にはそれほど敷居の高いことなのです。

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FUJIGANE もこういった実例に一時は感情論にしかならなかった過去を反省し、相手の話をよくよく聞いてみるようにしたことで、「わからない」が解決に至ることも増えてまいりました。

わからない人は「どこがわからないのか?」「どうわからないのか?」「なにがしたいのか?」「どうなることを恐れているのか?」を丁寧にヒアリングすることで、問題解決の糸口が見えてきます。そして解決策を示します。

「わかりやすい!」
「なるほどそういうことか!」
「こんな便利な機能があったのか!」

ありがたい言葉を頂戴する度に、もっとコンピューターはより多くの層に活かされるべきだと思うのです。

コンピューター操作のサポートというものは、いわゆる「パソコン教室」に通っただけでは身につきません。パソコン教室で一方的に教わる知識が自分に必要な知識とは限らないからです。
思考回路や概念構成のプロセスは人によって違うもので、コンピューターの用途も人それぞれで異なります。
「孫の写真が見たい」のか「phpやjQueryを多用した動的なwebサイトを構築したい」のかでは当然解決策も異なります。

コンピューター操作とは、マンツーマンで、理解できるまでご教示し、「なるほど!」と感じてもらって初めて身につくものだと思っています。

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  2016年6月25日 2:34

 


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