高度な術には気脈というものがあるが、一心を得て良く励んだ人にはこれがよく通ってくる。
これが確りと通ると不思議なもので、師の力の一部が自分の力を大きく底上げしてくれることが、本当に明確に分かるようになる。
この体験はまさに不思議としか言い様のないもので、超能力とでも思えるようなことを体感したりするようなこともしばしばだ。
得られるに一心とあるが、先ずこれは師の教えを素直に。その単色に染まることによって師の力そのものを再現する道である。勉強熱心な人であればかえって陥りやすい穴があるが、自我によってよそより様々な方法論を得て道を急ぐことは、その学ぶ側の素材の力が師のそれを上回っていなければ必ずしも近道ではないということになる。
もう一つ、外すことの出来ぬ要素に「術気の場の共有」がある。
御調の練習会を多く行う理由はまさにこれであり、この術気の流れる空間を共有する時間を多く持てば持つほど、師の気脈が通る可能性が高まっていくのだ。
師の気脈そのものを体に覚えさせていくということ。
