術の効果についての考察を重ねる上で、必ず伝統的な術の存在に触れることになる。
そこには必ず儀式や言葉、各種の条件等、大変事細かな決まりごとがあって、それを条件に術効の発動を行うことになっている。
なるほどに術の理合いを考えてみれば納得の作り込みになっており、当時の背景から考えればよほどに大きな効果があったであろうことが偲ばれる。
ではこれを現代社会においてそのままやってみてはどうか。
結論から言えば、実は殆ど効果は無いに等しい。
術はリアルそのもので、その気にさせるためのperformanceではない。
力を粒子にそわせるが如きの精妙さをもって常に姿を変えるのだ。
ご理解頂ける方は少ないが、そんな出会いがある度にロンは幸せを感じている。
