しるし

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術というものを伝達式として用いるに、本物であるためには表面的な思い込みや暗示の類では足りずで、深層心理の底を形成する細胞レベルでの情報エネルギーとしての構成が重要となってくる。

さて当然オリジンとしての存在が術の力を持つわけであるが、これが本物だとして、これを一門が受け継ぐには何が必要であるのか。
正当な学びと不断の努力等は当然として、ここに欠かすものの出来ないものとして【しるし】がある。
これは平たく言えば誰の術でありますよという、初代術者からのお墨である。

例えば、ロンの知る術の集団に【なまえのチカラ】というものがある。
音の紐解きを行うことで人生を好転させようと試みる術を用いる方で構成されているのであるが、オリジンの力を継承させるために【なまえのチカラ】という名称を【しるし】として用いる。
オリジンの力そのものも、家系や現状足跡などの【しるし】によって証を確定させるに十分なものであるが、その先に力を伝達させるためのお墨としてブランド名【なまえのチカラ】を用いるのだ。
類似品をオリジナルブランドとして展開させたところで、最も深いところの術効が、このブランド名を外した途端にブツリと斬れて物理的効力のみとなるのだ。

これは何もオカルトなお話ではない。
例えばシャネルという伝説的人物の力を継承するには、シャネルという名前を用いることでこそ術の伝達は行われる。
いかに良質な類似品を拵えても、オリジンの術効を継承する正統な名称の記載にはどうしても及ばないのである。

ある漫画で、名前を奪うことで力を失わせるという表現があった。
名前には力があるのである。

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  2017年4月22日 13:51

 


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