中途半端な力を持てば死霊が集まり、大きな力を持てば生霊が集まる。
ただし神域にある器をもってこれを供養すれば、霊界みな大いに歓喜して我を助ける。
宝珠を持って仏閣を歩いた。
一歩踏みいるだけであらゆる全てのものがこちらに気付き、歓喜の声を上げ、涙し、額を地につけながら成仏した。
深い土色をした暗い者達もみな大いに歓喜し、金色の風に乗って成仏したのである。
皆が歓喜し、宝珠を掲げるロンの腰を抱くものであるから、ロンの腰から背が黄金色に染まり成仏の炎に包まれた。
体温が40度を超えた。
成仏は大きな大きな喜びに満ちている。
そして今朝、既に枕に何体もの生霊が待っていた。
泣き頼るためではない。
歓喜し、成仏するためである。
盆はほんの数日だ。
大いに供養してやろうと思う。
