数が集まると気が大きくなるのか、人間群れると好き放題の個性を出す者がある。
顔が見えねば尚更で、個体特定が出来ない要素があると更に大きくなる。
実名だと大人しい者が、例えばmixiのような匿名性のあるSNSだと急に言うことが大きくなるような現象にもそれは表れている。
年末においては可能な限りの個に付き合ったが、ロンはあまり理不尽な事を言い続ける相手との気結びは断絶する。
普段は反応や返事もろくにないような人間からあがる不満や愚痴、悲劇アピール。そんなのは理屈云々以前である。無反応は最高の我が儘であるからだ。
ロンは昔から、例えばどこ行こうかと言って答えない女性が嫌いだ。そんなタイプは大抵何処へ行っても不満を抱く。相手に合わせるような顔をしておいての自我の塊だ。
自分を表現することが我が儘なのではなく、反応の表現を何もしないことで保身を行う。
集団の中ではそんな本質を持った人間は直ぐにあぶり出される。
見ざる言わざる聞かざるのmonkey positionをとる人間は、ロンにとっては関係性を自ら断った相手だと見えるのだ。
