事前に説明はしてあるのだが、『菩薩の謁見』は場合によっては使用に覚悟が必要な程非常に強烈な術法である。
実際に上達した術者はよく、もう少し弱くかける方法はないかと聞いてくる。これはもうサラリとかけるしかないのだが、一度深くかかったものを薄めるのには相当な実力がいる。さもなくばただそっと時間が経つのを待つばかりしか手はない。
相手の、心の扉の中に入るのだ。
異性であれば当然恋愛感情に発展することも多く、こちらが確りせねば一線などの限りもなくなる。悪用厳禁とするが、つまりは悪用の返す波を飲むは術者自身であり自己責任であるということになるのだ。
