便宜的にお祓いという表現を用いるが、祓うという感覚でないものの方が多い。
祓いはつまり切り捨てることであるが、相手の存在する次元が高くなればこれに無理が生じてくる。祓う側のハッタリやら恫喝で怯えるような小物ではないためだ。
ロンはこれらとじっくりと向き合う。
本来のお祓いは成仏させねばならない。
成仏によってこそ世界の守護となり救われ報われるのだ。大切な霊体を悪鬼に落としてどうするか。
中には怯えから斬りかかるようなことをしてくる相手もあるが、十万を超える護法と同体であればかすり傷を負うことすらもない。
言葉ではなく所作でもない。そんなものをいくら弄しても、成仏への道などは開かぬのだ。
仏の手によって導くということ。
