ある方の用いる最強の術法に雷法というものがあって、かけた先に対して見える人にしか見えないが明らかなる雷を数多降らせ、4代に渡っての心身を破壊するという。
呪法には返りがあってつまり術者はこれを護身という形で対処してからの法術となるのだが、この雷法には護身が追い付かずで、それがどのような高名な僧侶であっても術者側に相当なる返りとしての業の蓄積が襲うという、なんとも禍々しいものであった。
当時自分には必要ないとしてロンはその伝承をお断りしたのだが、そのかわりに神仏の雷そのものだとして法王より授かったのがロンの持つ金剛杵の起源である。
ロンから金剛杵を受けた、また金剛杵の術脈の法を受けたという人には、この雷の欠片が入っていると思って頂いて良い。
