お譲りして頂くことは可能ですかとのお話がきている、ロンの金剛九鈷杵のことだ。
実はもともとある宗教団体のトップが愛用していたもので、空海御廟で大きく震えたという曰くのあった、空海ヴァジュラとの呼称で呼ばれていた存在を預かったのことが縁の始まり。
それを何年もの間ロンが観音行で染め上げ、修法の基軸としてきた存在だ。
出どころはチベットの法具職人で、日本円にすれば一万円程度のものであろう。
これを買い取りたいとのお話である。
残念であるがこれは既にロンのものというより神仏の御縁であり、買い取るという概念では動かぬものになっている。
動くとすれば行法の21。
21万円の布施をする器があればとするが、物理的な価値は先程も書いた一万円程度のものである。
損得勘定があれば先ず手が出まい。
物の価値、如何とするか。
