町の術者達

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以前はそこら中にいたものだが、近頃はめっきり見なくなった。
存在そのものが不要になったのかと思い探してみると、それらは現在姿を変え、様々な個人的な商売の味付けの1つとして副業化したものも多くあるようだ。

町の拝み屋、いわゆるプチ教祖と呼ばれるような人達は、いつも様々な幸福の幻をちらつかせる。
時に占いやらカード、芸やらポエムやらを巧みに織り混ぜながら、技の形を自分好みのテイストに仕立て上げる。そうやってこさえたツールを用いてお客の望む未来へのアプローチというものを講じるのだ。
本人らが満足し合っている限りに特に問題もないのだが、基本的には思い込みかペテンなので外部の者からすればその面倒な理論や社会的なスタンス等によって迷惑を被ることも少なからずにある。

ロンのクラスでは何時も言ってあることで生徒達は良く理解もしているが、このようなものの念力的なアプローチは非常に不安定でかつ危なっかしく、一歩間違えば地獄の道を突き進むことになる。本来幸せを追求したくばこれを常に危惧するべきであろう。

付け焼き刃のメソッドにたぶらかされ偽物の奇術を弄して相談者の心に寄り添ってみたり、思い込みによる逆法を用いて悦に入ったりすることが、どれだけ大きな悪業を積み重ねるのかということが、彼らには理解出来ていないのだ。
これらは自分やその周囲を地獄に落とす。だから大いに気をつけなければならない。

例えば天使の力が宿ったなどというオバチャンが、何故そのへんの美容室とかに居るのか。
例えば宇宙の真実に気づいたとかのオッチャンが、何故そのへんの奥様方を相手にしか商売を展開しないのか。
本物か偽物かは、だいたい5年位に渡ってその「成り」をみればおおよその見当がつくものだ。
術を使いたいのであれば本物の術法を確りと学ぶべきで、さもなくばそもそもが物理的な効き目すらあるまい。
町の術者達に悪意があるかと言えばそうではないケースが大半で、彼等もまた縁に恵まれなかったということに尽きるのであろう。

どこかで学びを得て貰えればと願っている。

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  2020年6月5日 12:38

 


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