最近の相談事としても多い内容だが、発達障害なるものの症状というものを調べてみると、ロン自身がある意味でこの要素を多く持ったまま育ったのだなということがよく分かる。
まぁ人間というものはそんなものでこれが障害なのかと思う程度ではあるが、現代医学の認識としてはそうなのだろう。
幼い頃から奇妙な子だと言われ、片付けが出来なかったり数字の記憶が出来なかったりがあったがIQだけは非常に高く普通の域ではなかった。ただしその興味のベクトルをコントロールすることは出来ずで、勉強は恥ずかしい程で先生方には随分ご迷惑をおかけしたものだ。
見えないものを観るようなところもあって、段々と不思議な事を言うようになる。
近くに宗教施設があって家族はそこに相談をしていたが、面白がられたのは数日でついに手に負えないということで寺に預けられることになる。当然寺でも駄目で、本山やら修験の聖地やら様々なところに相談をされたものだ。
当時の天台に偉い方がいて、彼だけがロンの世界について来てくれたので最終的には救われた気持ちになる。長い時間と縁の不思議の中で、ロンはそのようにして手綱を得てきたように記憶している。
大人の顔をしていても得たものは手綱であり、内面の暴れ散らかす暴風はその頃のままだ。それで良いと思っている。
