若い時分、常に冷静であれと教えたくれた先輩があったが、冷静が過ぎて火が消えてしまい、いざこの時というタイミングで発火が起きなかったと後悔されていた。
笑い話のようだが実話であって、事実ロンの周囲でも、今既に火の消えたようになっている若者が多くある。
炭火のように風が起きれば燃え立つようなものを持つ心があれば良いが、言葉や思い込みとは裏腹に、いざという風に気付きもしない様子が続いているのは残念なことだ。
今がその時だぞと声をあげてからもうかなりの時間が経つが、不十分であっても機関部に火を入れた者は、とても僅かである。
風を送れ!
燃料はどうした!
このようなやりとりを、多くの人たちとやりたいと願ったものだ。
