小さな頃に不思議なものをみることの多かった娘が、再びそれらを見たいと言い出した。
最近既に見えなくなっているのだろう、純粋な疑問とちょっとした不安からのアプローチのようだ。
何が見たいのかと尋ねると、護ってくれるような妖怪みたいな怪異だという。
お盆ということもあり確りと手順を踏んで内容を繰り返す。深く、純粋な心にゆっくりと向かい合う。
暗闇の中にて数刻。急に娘が転がるように部屋を出た。
不思議そうな混乱した表情を浮かべながらも、まずは大いに満足そうな姿を見て、父親のロンも大いに喜ぶ。彼女は見たのだ。
会えたかい?
問うとニヤリと笑っている。
青くて、横に広がるものが2つあって、あれはなんだろうか!とお化けや怪物の図鑑の頁を次々と捲っている。
