人間何事もやり過ぎると死ぬのが落ちであるが、時としてそれを辞さぬというか、楽しくまた心地よくなってしまうようなことがある。
ある人が言っていたのだが、「人間は体に良いものをちゃんと美味しいと感じ、体に悪いものを拒絶するように出来ている。」
ザッと聞くに申し分のない理想的なお話でもっともらしいがこれは誤りで、人間は究極的には死に向かう方の感覚を快楽として捉えていくように出来ている。
死そのものが標準装備なのだから仕方がなく、また時間そのものが死という仮定的時限の存在を軸として考えてある以上は揺るぎようがない事実なのだ。
