大宰府の名所といえば天満宮であるが、実はもともと十一面観音菩薩の寺であった。
よって天神は九州の寺においては十一面観音菩薩の化身として解釈されてきた歴史がある。
だから局所的には大宰府天満宮の本地仏は十一面観音菩薩であったというのが公式な見方であろう。
天満大自在天神は千にも万にも化する。
つまりこれは、日本国万人に向けた神性のアダプター的な現れの位置関係でもあるということになる。
例えば神様という表現に全ての神仏が内包されていくのにも似ているが、天神のそれは悪魔をも補食し、清濁併せ呑むスタイルとなっているのである。
