聖地を作るということを目標にして生きているようなところがあるが、当然ながらになかなかに難しいものでもある。
金をかければ良いというわけではなく、観音力の大悲によって成るのが良い。
だからタイミングというものもあれば天の許しというものもあるのだろう。これを得るに至っていない。
かつて、近いものは得ることが出来た。
だが本質は「得たい」とするロンの術法によって引き寄せていたものであり、あるきっかけを境にロンのモチベーションは途切れてしまった。術法を維持する心が消えたのだ。
途端に話はどんどん立ち消えになり、不思議なことに当地は度重なる天災にも見舞われることとなった。
屋根は落ち柱は倒れ、地が割れ川が流れるまでになったのだ。聖地は霞と消えた。
ここの読者には覚えてある方も多いかと思う。
今や懐かしい思い出である。

